2016年2月13日土曜日

NGC3718, NGC3729, HCG56 (おおくま座)

原村で撮影したNGC3718周辺です。アープ・アトラスと呼ばれる特異銀河で、見てのとおり独特な形状をした美しい銀河です。人生初の4時間露光ですが、甘かったですね。淡い部分はノイズでざらざらでした。光害カットフォルターを装着すればよかったかも。
NGC3718と並ぶ小さ目の銀河がNGC3729。3718の真下に米粒のように並んでいる5つの銀河群は、HCG56(ヒクソン・コンパクト・グループ)の番号が付いています。15cmではまったく歯が立ちませんが・・・

2016/02/10(JST) 23:28~ (30sec x 460pics)
AP155EDF(F7)+Telecompresser F5.3 f = 820mm
SONY-A7S ISO6400 (冷却温度-26℃), AXD赤道儀, 原村にて 

5 件のコメント:

mead 16inch さんのコメント...

これすごいですね。なんといってよいやら。中心構造が面白いですね。

@hasyama さんのコメント...

中心構造といい、音符のような独特のフォルムが気に入りました。原村では、これかM101かで悩んだのですが、M101は多少条件が悪くても狙えるので、こいつに特化しました。でも、透明度がもう少し必要ですね。

mead 16inch さんのコメント...

調べたら隣の銀河との相互作用でこんなねじれたような腕になっているよですね。中心は割と写りそうですが淡い腕は難物のようです。
これ以上となると相当大変ですねうね。楽しみにしています。

Unknown さんのコメント...

この様な特異銀河の画像には惹かれます。宇宙のダイナミックさを感じますね。
画像処理の影響だと思いますが、恒星像が背景から浮き上がった様で、ちょっと違和感を感じました。

@hasyama さんのコメント...

ヨネヤンさん
流石ですね! 実はこの画像は恒星をいじくっています。今回挑戦したのは、明るい星の中心が暗くなる現象と、星の周囲にリング状の暗部に帯する処理でした。結果はどちらかと言えばNGで、見てのとおり星の芯が抜けてしまった分、平べってい印象となります。星の周囲の暗部はさらに深刻で、これはRAWの段階で発生しています。α7SはRAWでも圧縮保存しているので、その過程で輝点周囲にこのような暗部が発生するものと思われます。あれこれやることが多いです。