ASI224は、SONY製のIMX224MQVを使用しているものと思われます。自動車の車載向けで開発した素子のようで、星明かりより暗い0.005lx下でもカラー撮影が可能な高感度を実現しているとのことです。内蔵アンプの最大増幅度が72dB(約4,000倍)と桁違いの性能なので、今までフレームレートが稼げなかった、木星のCH4(メタンバンド)撮影にもってこいではないかと考えています。気になっていたのはカラーCCDしかアナウンスが無い点でしたが、それも問題ないようです。それらしき分光特性を見つけましたが、見てのとおり800nm以上の近赤外域で使用する分には、RGB画素間の感度特性が同じになります。つまりベイヤー配列のまま取り込めば、モノクロカメラと同等の解像度が得られるということになります。889nm付近のメタンバンド撮影にはもってこいのデバイスかもしれません。
発売されるのが楽しみになってきました。
11 件のコメント:
不勉強で申し訳ないのですが教えて下さい。これだけ赤外領域の感度が高いと普通のカラー撮影に支障はないのでしょうか?
長岡君へ
一般的にカラーカメラの場合は、CMOSセンサーの前面にIRカットフィルターを挿入するので問題ありません。
防犯カメラや、多少色が偏っても問題の無い用途では、IRカット無しにすると思います。
木星のメタンバンド撮影では、889nm/半値幅15nm前後のフィルターで撮影するので、RGBフィルターの影響が無いのが確認できてよかったです。
ではもしかしてカラーで惑星を撮るにはIRカットフィルターを挿入する必要が
あるというこですか?
長岡君へ
観測目的のカラー画像を撮影するのであれば、Lフィルター(UV/IR)カットフィルターを付けるべきですね。1.25”スリーブの先端にネジ込むのが一般的ですね。 ※ ASI120には付属しています。
鑑賞目的であれば好みの問題ですので、必ずしも挿入する必要はありません。このフィルター特性は、近赤外イメージがRGB画素に関係なく露光されるので、意外とカラーバランスは崩れないかもしれません。
確かにメタンバンド撮影に適した感度の様ですね。
カラー撮影でもフレームレートを稼げそうで面白そうです。
私が買うのはいつになるやらですが勉強になります。
機会があれば撮影時も見学させてくださいm(._.)m
米山様
カラー撮影にも威力をはっきするかもしれませんね。一般用途向けのセンサーとしては、最高感度だと思いますから。ノイズもかなり小さいようです。
長岡君へ
あわてなくても、どんどん性能が良くなると思います。機会があれば招待したいのですが、しばらく見るものが無いので。 ※ 土星は我が家からだと、ほとんど見えないので
ASI224が早くもリリースされたようですね^ ^
http://astronomy-imaging-camera.com/product-category/usb-3-0/
長岡君へ
情報、ありがとう。さっそく手配しました。
同時に3機種もリリースしたんですね。他はチップサイズが大きいのですが、やはりColorなのでパスかな。
近赤外の特性が楽しみです。
はやいっすね!ASI224ですよね?セール中みたいでいい感じですね^^
コメントを投稿