2014年8月15日金曜日

太陽面の画像処理

       ※ 8/16画像入れ替え

3日に撮影した画像を15枚ほど繋げてみましたが、シーイングによる解像度の違いが顕著で、思ったような画像にはなりませんでした。時間の経過とともに模様も変わるので、繋ぎ目が所々見えてしまいます。元画像の1/4まで縮小して、ブログに載せました。

さて、全部ではないのですが、画像処理の大雑把な流れを書いてみました。
RegistaxでWavlet処理sをすると、表面が汚く見えるので、通常は簡易な先鋭化処理として、Autostakkert2のSharpend
画像を使用しています。

 ※ 注意: 画像は段階を踏んでいるのですが、コピペするとコントラストが変わってしまいました。手順のみを参考に
    して、画質は好みでお願いします。

さて、ここから本題です。作業は、Photoshopで行っています。

 ① 光球面のみの画像だと暗部の階調がほとんど無いので、レベル補正で適当に切り捨て、コントラストを上げます。
 ② 次に、背景をレイヤーにコピーします。
 ③ コピーしたレイヤーに対し、フィルターメニューのハイパスを選択して、実行します。(半径2.2とか8.4とか 好みで)


 ④ ハイパスした画像と、元画像をオーバーレイ合成します。すると模様の先鋭度及びコントラストが向上します。
    効果が強すぎる場合は、不透明度を下げて調整します。
     ※ 下記画像(上:処理前、下:オーバレイ合成後)


 
⑤ ハイパスのレイヤを選択したまま、レベル補正を行います。ハイパス画像は、中央付近に山があるので、暗部側を
  まず40~50程度で切り捨てます。次に、明部側を、好みの画質になるように調整します。
   ※ 下記画像(上:処理前、下:レベル補正後)


⑥ 最後に色を付けます。太陽の場合は、レベル補正画面で行っています。
   ・ チャンネル レッド : 中間調を山の左端付近にスライド
   ・ チャンネル グリーン : あまり変更しない。好みで微調整。
   ・ チャンネル ブルー : 中間調を山の右端付近にスライド。
⑦ 色の微調整は、色相・彩度で行っています。私の場合は、上記処理後に色相を+10程度上げて、黄色っぽい色調に
   しています。
  また、活動域を白っぽく見せたい場合は、トーンカーブでブルーの明部の階調を持ち上げると、改善できます。
  上記⑥、⑦の手順を定量的に行えば、色調は安定すると思います。 ※ 私は、感覚でやっていますが。


この後も、コントラスト調整などをだらだらと行っています。
ではでは。

2014年8月3日日曜日

8月3日(JST)の太陽(Hα)



最近は彩層面ばかりだったので、 久々にプロミネンス撮影しました。
以上です。
(2013-08-03 彩層面の画像を追加しました)
(さらに裏像修正)

BORG 125mmSD (110mm)、Daystar-ION (0.7Å)
Powermate 4x, ASI130MM(B/W) 30FPS
30msec-30sec(300frames to stack)

2014年8月2日土曜日

ASI130MMのフレームレート

ASI130MMのフレームレートが15FPSになってしまう件ですが、Firecaptureの設定を変更したら30FPSになりました。
Control Panelの中に、通常はGammaを設定するスライドバーがあるのですが、その中にUSB Trafficとい項目があります。ここが"1"だと15FPSまでしか出ませんが、設定を "2"に変更すると無事30FPSになりした。多分、なにかのきっかけで、ここが”1”になってしまうようです。
古いノートPCでも、問題なく30FPSで撮影できました。



2014年8月1日金曜日

8月1日(JST)の太陽(Hα)

今朝もシーイングは良かったです。東から2132黒点が見えてきました。黒点自体は小粒ですが、周辺がとても明るく見えています。この黒点でも、Cクラス程度のフレアも発生しているようなので、明日、撮影できるチャンスがあればいいのですが。ちなみに、この画像は、9枚のモザイクです。相変わらずCMOSのノイズが酷かったのが、残念でした。
さて、今朝の撮影はまたまた15FPSに戻ってしまいました。PCやHDDの性能というより、ソフト的な原因のような気がしてきました。設定で、USBの帯域らしきものがあるとのことなので、自宅に帰ったら試してみます。

BORG 125mmSD (110mm)、Daystar-ION (0.7Å)
Powermate 4x, ASI130MM(B/W) 15FPS
30msec-60sec(300frames to stack) × 9pics