2012年7月31日火曜日

7月31日の太陽

7月最後の太陽です。
木星を撮影しようとしたのですが、結局雲が厚くてあきらめました。
でも、朝は青空が広がっていたので太陽を撮影したのですが、直後から
曇り空。とにかく天気が安定してくれません。シーイングは全般的に良い
状態が続いているようなので、ホント、勿体ないです。
1532黒点群(左下)が目立っていますが、全般的には小粒状態のままです。
でも、たまにフレアが発生しています。

CORONADO Solar Max II 60 フィルターBF10
DMK51AU02(B/W)で撮影

2012年7月30日月曜日

プロミネンスの動画

昨日のプロミネンスの動画を作成してみました。
約8分の動画を50倍速にしています。南北関係が昨日の画像と逆ですが、
この動画は南が上です。
吹き上がったガスの塊が、ものすごい速度で落下していくのが分かります。
雲が多く、後半は霞んでしまいましたが、太陽のダイナミックな活動を
実感できます。

2012年7月29日日曜日

7月29日のプロミネンス

朝方、1532黒点群でM6.1のフレアーが発生しました。
生憎、その時は夢の中だったのですが、その影響で巨大なプロミネンスが
吹き上がり、それを観察することができました。
大きい上にかなり明るかったので、見応えがありました。
今後、期待ができそうな黒点群です。

CORONADO Solar Max II 60 フィルターBF10
Televue 2.5x Barlow
DMK51AU02(B/W)で撮影



2012年7月28日土曜日

7月28日の太陽

木星を撮影するのに、AM3:30に起きましたが、曇ってました。
次に起きたら、AM8:00。朝からガンガンと太陽が照り付けています。
なかなか思うようには、晴れてくれませんね。
久しぶりに太陽を撮影しました。さすがにこの時期、木星撮影して、太陽を
撮影して、「それでは、会社に行ってきます」、 というのは無理です。
太陽の撮影は、主に週末になりそうです。

太陽は、小粒の黒点群が散在していますが、南側の方がにぎやかです。
太陽縁には、大きなプロミネンスも見えました。
しかし、暑いですね。撮影は、汗でびしょびしょになりました。

CORONADO Solar Max II 60 フィルターBF10
Televue 2.5x Barlow
DMK51AU02(B/W)で撮影

7月27日(JST)の木星


昨日撮影したものです。
今朝も起きてみたのですが、雲り空で撮影はできませんでした。
なかなか大赤斑のある面を撮影できません。
今回撮影した木星のL画像は、5分(300秒)間の動画を、Winjuposの
De-rotation of video機能を利用し、自転による模様ズレを補正をしています。
Registax6単独でで300秒の動画処理をすると、これほどの解像度は得ら
れませんでした。シーイングが良い時は、効果があることが理解できました。
ただし、WinjuposによるLRGB合成では、衛星のRGB画像がきちんとは重なら
ず、そこだけカットしてL画像の衛星を比較明で合成しています。
また、左上のイオの影もきれいには処理してくれませんでした。
※ イオ自体は、中央やや右上にポツンと見えています

贅沢を言ったらきりがないので、ありがたく使用させていただきます。
次は10分撮影のL画像に挑戦してみます。一見簡単なようですが、これが
難敵なのです。
aviで10分に及ぶ画像を、Winjuposで処理しても生成されたavi動画はregistax6
等ではエラーで読み込みができませんでした。
※ 2Gを超える場合、serで出力されるとうたっていますが、実際はaviでした
2Gを超える場合はser形式が良さそうなので、次回はser形式での保存を
試してみます。

2012年7月26日 19:18:45(UT)
LRGB合成
L 300sec、RGB 各60sec
318mm、f=6,250mm 直焦点
カメラ PGR製 Chameleon
処理 Winjupos De-rotation of video
         AutoStakkert2 (x1.5 Drizzle)
         Registax6 + PhotoshopCS

2012年7月26日木曜日

24日の木星を再処理


夜になると、雲が多くてさっぱりです。
24日に撮影した木星を再処理してみました。
出来の良いRGB画像と、少し時間が空いたL画像をWinJUPOSのDe-rotation
機能を利用して合成しました。
全体の質感は良い感じになりましたが、微妙に模様が合っていないような
気がします。
しばらくは、この方法で処理してみます。

7月24日(JST) シーズン 初木星


今シーズン、最初の木星画像です。
庭木の剪定をしばらくしてなかったせいで、木星の高度が
30°を越えても見ることができず、AM3:00から準備して、
結局撮影ができたのは、AM4:10過ぎからでした。
シーイングは良かったのですが、画像が滲んだように見え、
光量も、10~20%程度変動することもあり、思った程の画像
にはなりませんでした。
でも初回としては、上出来でしょう。
画像処理方法もやや変更しているのですが、土星ほど決まり
ません。色補正も、現在は成り行き任せ。もう少し定量的に
補正したいのですが・・・

LRGB合成
L 120sec、RGB 各60sec
318mm、f=6,250mm 直焦点
カメラ PGR製 Chameleon+R-Filter
処理 AutoStakkert2 (x1.5 Drizzle)
      Registax6 + PhotoshopCS

2012年7月20日金曜日

7月19日の太陽

1525黒点です。
1520群などに比べると、小ぶりでいまいち撮影する気になれません。

今週は、木星を撮影する目的で毎日早起きをしているのですが、
一向に晴れません。日が出てくると晴れてくるのですが、夜間は
雲が多く、梅雨明けの割には、撮影が進みません。


CORONADO Solar Max II 60 フィルターBF10
Televue 2.5x Barlow
PGR製CCD Chameleon(B/W)で撮影



2012年7月16日月曜日

7月16日の太陽面



透明度は最良でしたが、シーイングは最悪。雲がちらほら・・・
休みなので、気合を入れて撮る! 予定でしたが、こんな状況なので
早めに切り上げました。
プロミネンスも規模が小さいものばかりで、Hαも気合が入りません。
木星の撮影に本腰を入れたいのですが、自宅からの撮影するには、まだ
高度不足です。

画像は、K-Lineで撮影した黒点です。白色光の撮影でも、黒点が太陽の縁に
くると白斑エリアがよく見えるようになりますが、K-Lineで撮影すれば、縁で
なくても見えます。1520群の活動範囲がよく分かります。

BORG 125mmSD、Baader ハーシャルプリズム
Baader K-Lineフィルター(395nm/半値幅8nm)、Televue 2.5x、DMK51AU02

2012年7月12日木曜日

M1.1 フレア


7月10日、8:03(JST)に発生したM1.1クラスのフレアです。
撮影時刻は8:16なので、ピークをすでに過ぎてしまったのが残念でした。

CORONADO Solar Max II 60 フィルターBF10
Televue 2.5x Barlow
PGR製CCD Chameleon(B/W)で撮影



2012年7月11日水曜日

7月11日の太陽黒点


太陽黒点、1520、1521群です。でっかいです。
昨日の画像と比較すると、結構形が変わっているのが分かります。
今回の画像は、近赤外(IR680nm以上)で撮影してみました。
通常は、540nm/10nmの狭帯域フィルターで撮影していますが、
このIR-Passフィルターは、惑星撮影の経験からシーイングの影響を
多少なりとも軽減できるので、試してみました。
でも・・・あまり差が無いような気がします。
フィルター交換も面倒なので、この件はこれでおしまいです。
また、カメラも新調しました。DMK51AU02です。1/1.8"サイズの比較的
大きなCCDが搭載されている200万画素のカメラで、1600×1200の画像が
1発で撮像できます。普段使用しているCCDのピクセルサイズが3.75μm
なのに対し、こちらは4.4μmなので解像度はやや下がりますが、今回の
ような面積がある対象には効果大です。

BORG 125mmSD、Baader ハーシャルプリズム + OD3.0 + IR-Pass
Powermate 4x, DMK51AU02



2012年7月10日火曜日

K-Lineフィルター


Baader製のK-Lineフィルターを試してみました。

共通:Baader ハーシャルプリズム、BORG 125mmSD
上:Baader K-Lineフィルター(395nm/半値幅8nm)、Televue 2.5x
下:Baader コンティニュアムフィルター(540nm/半値幅10nm) Televue 4x

下の画像は、540nmのフィルターで絞ってはいますが、白色光と同等の黒点画像です。
上の画像は、K-Lineと呼ばれるカルシウムの吸収線(393、397nm付近)に合わせたフィルター
で撮影しています

この波長で観察できる範囲は、彩層の下部付近と言われています。
一見すると、白色光での画像と変わりませんが、黒点周囲のプラージュと呼ばれる活動領域が
明るく写ります。ただ、Ca専用の望遠鏡の半値幅が0.2~0.3nmに対し、このフィルターは8nmも
あるため、光球面からの光が漏れてきてしまい、コントラストの高い画像が得られません。
2万円ぐらいするフィルターですが、狭帯域のフィルターは10万円以上するので、それに比べれば
お手軽?かもしれません

また400nm以下の波長なので、屈折望遠鏡の解像力がかなり下がる領域です。安いアクロマート
では、球面収差できちんと結像しない可能性があります。BORGのSDレンズでも、かなり解像度
が下がりました。 ※ 2.5xで撮像しているのは、このような理由からです。

ではでは

2012年7月9日月曜日

7月8日の火星


火星の撮影は、3ヶ月ぶりでしょうか?
視直径は6"台でしたが、シーイングに恵まれたのでそこそこ写りました。
この勢いで木星! と思ったのですが、起きたら朝でした。

2012年7月5日木曜日

5月14日の黒点


肉眼黒点という売りで、Yahooニュースでも紹介された1476黒点群です。
ちょっと古いのですが、5月14日の撮影です。
この日はシーイングに恵まれ、強拡大した画像には粒状斑がばっちり写りました。
天ガ(2012年8月号)の入選作品です。

BORG 125mmSD、ハーシャルプリズム + コンティニアムFilter、PowerMate x5
PGR製CCD Chameleon(B/W)で撮影

話は変わりますが、昨日から今現在に至るまで、1515黒点群で頻繁にフレアーが
発生しています。Xクラスは出ていませんが、Mクラスの中規模のものが頻発し
ていて、Cクラスまで含めると1~2時間に1回は発生しているようです。
今朝も、6:59,8:46にMクラスのフレアーが発生しました。晴れていれば撮影でき
た可能性が高いので、残念です。

2012年7月4日水曜日

7月4日 C4.9フレアー



1515黒点群は非常に活発で、日に数回以上Cクラスのフレアーを発生しています。
この日の朝も、数時間おきにフレアーが発生したいたので、ぎりぎりまで粘って
観察していました。
暑い中40分以上も、PCのモニタとにらめっこをしていたのですが結局は×。
犬の散歩が終わっていなかったので、キャプチャー時間を10分にして散歩にでかけました。
帰ってきてモニタを見てみると・・・お約束のようにフレアーが発生していました。
※ なにそれという感じです

発生は、8:26。最大は8:30でC4.9の小規模なフレアーでした。黒点の中央左の明るい
部分が発生源です。 意識して、撮影できたのは今回が初めてです。
太陽って、おもしろい。

CORONADO Solar Max II 60 フィルターBF10
Kasai  2.5x Barlow
PGR製CCD Chameleon(B/W)で撮影
10分画像を30秒単位で分割し、No0(8:23+30秒)とNo12(8:29+30秒)を使用



2012年7月2日月曜日

6月26日の土星


6月26日の土星です。
アップするものがないので、中途半端ですが投稿しました。
R画像です。GB画像を撮影する前に曇ってしまいました。
シーイングは4/10ぐらいでしょうか? 悪くはないという感じです。

318mm、f=6,250mm 直焦点
カメラは、PGR製 Chameleon+R-Filter
処理 AutoStakkert2 (x1.5 Drizzle)  + PhotoshopCS4