2011年3月23日水曜日

アルプス谷


月面の名所、アルプス谷です。
地震後でなんなのですが、3月13日に撮影しました。冬場のシーイングとしては上等
で月面をあちこちと撮影しました。
アルプス谷の底には、蛇行した細い谷があります。幅が500m~1km程度なので、
見かけの大きさは0.3~1"ぐらになります。ちょうど、20~30cmクラス望遠鏡の解像
限界サイズです。ただし長さがあるので、そこそこシーイングが良ければその存在
自体を撮影するのは、さほどむずかしくはありませんが、谷の蛇行具合を明瞭に
写すには、それなりの拡大率と、それに見合うシーイング条件が必要です。
今回は、思ったよりかよく写っていたのですが目標までは、もう一歩という出来です。
とりあえず、記念にアップしました。

シーイングが良くない日が多すぎる・・・

2011年3月7日月曜日

久々の好シーイング(土星と白雲)


2月21日(UT)の土星です。
この日は、久々の好シーイングでした。今年の冬は、とにかくシーイングが悪かったと思います。去年は火星の撮影で盛り上がっていましたが、ここまで酷くはありませんでした。 この日は、ちょうど正面に白雲の発生位置が見え、その姿を撮影することができました。 白雲の活動はやや衰えてきているようですが、その規模はすでに土星の半周以上に及んでいます。シーイングが良くない時期の発生がやや残念ですが、それでも数十年に1回程度の現象のようなので、これからも追いかけていきたいと思います。