2015年7月11日土曜日

Modify a PST (Stage1)

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以下の内容は、私の興味本位で行った改造内容について記載しています。太陽望遠鏡の改造は、
物理的な損傷以外に、身体にも大きな損傷を及ぼす恐れがあります。
また、メーカーの保証も受けられなくなります。
当然ですが、このような改造を行った結果で生じる損害については、責任は負えませのでご理解して
くださる方のみ、お読みくださるようお願い致します。
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久々に青空を見ました。週末とも重なったので撮影三昧かと思いきや、色々なものを分解している関係で、たいしたことは出来ませんでした。そんな中、以前ブログに書いたPSTの改造作業が、ようやく先に進めそうです。お天気もそうなんですが、PSTを望遠鏡に接続するアダプターが出来上がってきました。いつもお世話になっているコスモ工房さんに依頼をして、製作してもらいました。
このアダプターは、PSTの金属鏡筒部を外してそこにそのままねじ込めます。これで一般的な接眼部の2"(50.8mm)の差し込み口に接続させることができるようになります。
上の写真が望遠鏡に接続した状態ですが、このような改造をStage1と呼んでいるようです。なお、Stage1を構成する場合の一般的なスペックは次の通りです。
 ・ F10もしくはそれより暗い光学系
 ・ 望遠鏡の焦点位置より200mm手前に、PSTブロック(エタロン先端)を配置できること
 ・ 先端または光路の途中に、ERFを挿入すること。 ※ 安全対策

ところが、テストする前から分かってはいたのですが、現在構成しているシステム(下図参照)ではピントが出ないようです。以前、Daystarの撮影に使用していたBORGのSD125mmを使用していますが、エタロン先端部は、望遠鏡の焦点位置より200mm手前に配置する必要があります。これはお約束みたいです。しかし、この望遠鏡に使用しているフォーカス機構では、焦点距離-160mmまでしか詰めることが出来ませんでした。あわよくばと思い本日テストしてみましたが、やはりピントが出ません。フォーカス機構を取り外して手持ちで前後させてみると、対物側に40mm程度移動させたところでピントが出ました。そうなると、この部分も改造する必要がありそうです。あんまりお金をかけると、DaystarのQuarkを買った方が安いのでは・・・という声が聞こえてきそうですが、それはそれなので、BORGの[7205]を中古で買って、再評価する予定です。たいした結果も出ていないのですが、本日はここまでとさせて頂きます。お粗末でした。

今回で分かったこと
 ・ エタロンの位置は、焦点位置-200mmを守ること
 ・ YG530フィルターを傾けないと、ゴーストが太陽像に重なる ※ ピンぼけでしたが確認できた


2 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

M50-P1.0 to 2"スリーブ変換アダプターを特注されたのです。
変換アダプターを探し回ったのですが見つけられず、最後の手段として、接続用にP.S.T.の鏡筒を譲って頂いた次第です。
アダプターを特注する手を思いつかず反省です。無ければ作ってもらう発想、見習わなければ。
それと対物レンズ前のフィルタを傾ける件も試してみます。より大口径の改造結果を楽しみにしています。

@hasyama さんのコメント...

ヨネヤンさんへ
ヨネヤンさんのブログを見ましたが、数々の工夫に驚きました。なんでも買って済ましているので私としては、感心しながら拝見しました。ちなみに、市販のPSTアダプターもあります。ただし海外なので、送料を考えると割高でメリットはありませんが。
http://www.teleskop-austria.at/shop/index.php?lng=eng&m=2&kod=PST-50
今回製作を依頼したコスモ工房さんには、大変お世話になっています。CORNADOのダブルスタックを最終仕上げしていますが、そのアダプターもお願いしています。いつも助かっています。
口径75mmでのテストは来週になりそうです。ヨネヤンさんの撮影がうまくいっているので、こちらの方も合焦すればそれなりの画像が得られそうです。